MP3ファイルに変換するとき、指定できるパラメータがたくさんある。どんな値にしたら良いのだろう?
前の記事で、WAVファイルをMP3ファイルに変換する方法について書いたのですが、下の図のように、変換するときにいくつか指定できるパラメータがありました。
これらの値は、どんな値がいいのだろう???
指定可能な値は次のようなものらしいです。MPEGの仕様は有料とのことで、正確な詳細は把握しかねるのですが、ネットでいろいろと調べてみると、以下のようにまとめることができました。
参考にしたページは
- MP3 (ウィキペディア フリー百科事典)
- MP3 の「エンコーダ」パネルについて(Compressor 4 ユーザーズマニュアル)
- 固定ビットレートと可変ビットレート vol.3
- 固定ビットレートと可変ビットレート vol.4
- 固定ビットレートと可変ビットレート vol.5
- ジョイントステレオ
- シンプルステレオ
- ミッドサイドステレオ
- 第9回:パッケージソフト全盛時代の「現代MP3事情」
です。
-
(ステレオ)ビットレート
-
固定ビットレート(CBR)
- 32kbps[AMラジオ品質]、40kbps、48kbps、56kbps、64kbps、80kbps、96kbps[FMラジオ品質]、112kbps、128kbps[標準品質の音楽]、160kbps、192kbps、224kbps、256kbps[CD品質]、320kbps[CD品質](MPEG-1 Audio Layer-3)
- 8kbps、16kbps、24kbps、32kbps[AMラジオ品質]、40kbps、48kbps、56kbps、64kbps、80kbps、96kbps[FMラジオ品質]、112kbps、128kbps[標準品質の音楽]、144kbps、160kbps(MPEG-2/2.5 Audio Layer-3)
- 可変ビットレート(VBR) 音質を指定するようですね。
-
固定ビットレート(CBR)
-
サンプリング周波数(サンプルレート)
- 32kHz、44.1kHz[CD規格]、48kHz(MPEG-1 Audio Layer-3)
- 16kHz、22.05kHz、24kHz(MPEG-2 Audio Layer-3)
- 8kHz、11.025kHz、12kHz(MPEG-2.5 Audio Layer-3)
-
チャネル
- 1ch:モノラル(Monaural)
- 2ch:ステレオ(Stereo)
-
ステレオモード
- 通常(たぶんシンプルステレオ)
-
ジョイントステレオ
音声をいくつかのブロックに分割し、ミッドサイドステレオに適しているかシンプルステレオに適しているかを随時判断して圧縮をするというもの。…らしいです。
『第9回:パッケージソフト全盛時代の「現代MP3事情」』で、「CDの規格は44.1kHz」「ビットレート128kbpsが標準的に用いられている」等書かれていたので、これからは、
- ビットレート:128kbps
- サンプリングレート:44.1kHz
- チャネル数: 2ch ステレオ(Stereo)
- ステレオモード: ジョイントステレオ
で、MP3ファイルを作っていくことにしようかな。それともデフォルトのパラメータセットで『標準音質(128kbps)』にしちゃおうかな。
ちなみに、UTAUで出力されるWAVファイルはモノラルなのだそうです(ここ(twitter)を参照)。
[2024-02-14 修正] iTunesのUIがちょっと変更になっていたので、それに合わせた修正をしました。
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